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免疫研究

Kambayashi Labを中心とした研究と開発

免疫研究

米国ペンシルベニア大学及び同大学内のKambayashi Lab (上林研)との連携が未来を創る。

当社は、ペンシルベニア大学(ペンシルベニア州、フィラデルフィア市、米国)との間で、同大学が保有する上林拓博士(同大学の准教授で、Abrax Japanの共同創業者)が導き出した胸腺間質性リンパ球新生因子(通称TSLP)に関連する発明及び考案の実用的使用の独占ライセンス契約を締結しています。

上林博士はこれまでに肥満マウスにTSLPを過剰発現させると白色脂肪組織の減少が選択的に誘導されることを発見しました。白色脂肪組織の過剰な蓄積は、糖尿病、心血管疾患、脳卒中のリスク上昇と関連しています。そこで、TSLPを肥満マウスに過剰発現させると、中性脂肪が減少し、血糖値および空腹時インスリン値が改善されました。これにより白色脂肪組織の選択的な喪失は、皮膚のバリア機能のために皮膚から分泌される油性物質である皮脂の分泌が増加することによって起こることが明らかになりました。上林博士のこの先駆的な発見は、『Science』誌に掲載され、その後『Nature Reviews Immunology』誌にも紹介されています。

当社は、上林博士のペンシルベニア大学内での研究室である「Kambayashi Lab」へ委託研究費を提供し、彼と同大学の先駆的な研究を全面的にバックアップしています。