よくある質問の回答をまとめています。ご一読ください。

【企業情報】日本の法人ですか?

はい。株式会社Abrax Japanは日本法人です。日本の法律に基づいた透明性の高い経営を行いながら、同時に世界最高水準の英語公用環境と国際的な視野を持つ多様なチームを構築しています。トップクラスの海外コンサルティングチームとの戦略的パートナーシップを通じ、新薬開発における最先端のイノベーションを追求しております。
私たちは、日本発のグローバル企業として、世界的な製薬企業と肩を並べる存在を目指し、革新的な医療ソリューションの創出に挑戦し続けています。日本だけでなく将来的な海外上場も視野に、常に最高水準の品質と先進性を追求しております。

【企業情報】事業拠点はどこにあるのですか?

本社は東京都港区です。研究開発拠点はアメリカ合衆国ののペンシルベニア州にあるペンシルベニア大学のParelman School of Medicine at the University of Pennsylvaniaで行われています。臨床試験実施のオーストラリアにも法人を構えています。

【企業情報】強みを教えてください。

当社の強みは圧倒的な先進研究と世界市場を見据えた成長戦略にあります。FDA認証を目指す弊社のパイプラインは世界的に著名なバイオコンサルテーションファームや各分野に精通した著名なサイエンスアドバイザーでチームを構成しています。会計基準も法律も世界での成長戦略を見据えて、企業成長の環境を整えています。

【企業情報】保有する知財について教えてください。

株式会社Abrax Japan は、ペンシルベニア大学(米国、ペンシルベニア州)との間で、同大学が保有する上林拓博士(同大学の教授で、Abrax Japanの共同創業者)が導き出した胸腺間質性リンパ球新生因子(通称TSLP)に関連する発明及び考案(知財)の実用的使用の独占ライセンス契約を締結しています。

【研究開発】マウスでアトピー性皮膚炎などを引き起こすMC903を使用する理由は?

MC903はマウスの皮膚およびケラチノサイトから炎症性のTSLP(Full Length TSLP)を産生させますが(1-3)、ヒトのケラチノサイトではFull LengthのTSLPの産生を誘導しません(2,3)。ビタミンD受容体(VDR)応答性エレメントがマウスではTSLP遺伝子のプロモーター近位領域に位置しているのに対し、ヒトではTSLP遺伝子の中間部に移動しているためです(4,5)。結果, ヒトのケラチノサイトではFull Length TSLPではなく、TSLPの切り詰められたバージョン(C末端63アミノ酸部分)、すなわちShort Form TSLPがMC903によって誘導されます(2-5)。Full Length TSLPとは対照的に、このShort Form TSLPは未だ未特定の受容体を介して抗菌作用および抗炎症作用を示すことが報告されています(6,7)。マウスでアトピー性皮膚炎様の病変を引き起こすMC903が、ヒトでは皮膚炎症を起こさず、乾癬治療のために承認された安全性の高い外用薬である理由を説明している可能性があります。
1. M. Li et al., Topical vitamin D3 and low-calcemic analogs induce thymic stromal lymphopoietin in mouse keratinocytes and trigger an atopic dermatitis. Proc Natl Acad Sci U S A 103, 11736-11741 (2006).
2. J. Landheer et al., TSLP is differentially regulated by vitamin D3 and cytokines in human skin. Immun Inflamm Dis 3, 32-43 (2015).
3. Y. Xie, T. Takai, X. Chen, K. Okumura, H. Ogawa, Long TSLP transcript expression and release of TSLP induced by TLR ligands and cytokines in human keratinocytes. J Dermatol Sci 66, 233-237 (2012).
4. G. Fornasa et al., Dichotomy of short and long thymic stromal lymphopoietin isoforms in inflammatory disorders of the bowel and skin. J Allergy Clin Immunol 136, 413-422 (2015).
5. K. Tsilingiri, G. Fornasa, M. Rescigno, Thymic Stromal Lymphopoietin: To Cut a Long Story Short. Cell Mol Gastroenterol Hepatol 3, 174-182 (2017).
6. L. Bjerkan et al., The short form of TSLP is constitutively translated in human keratinocytes and has characteristics of an antimicrobial peptide. Mucosal Immunol 8, 49-56 (2015).
7. L. Bjerkan, A. Sonesson, K. Schenck, Multiple Functions of the New Cytokine-Based Antimicrobial Peptide Thymic Stromal Lymphopoietin (TSLP). Pharmaceuticals (Basel) 9, (2016).

【研究開発】新薬の販売時期を教えてください

当社は前臨床試験に対応した革新的な新製剤を開発いたしました。この新しい塗り薬は、皮膚を通じて吸収され、体重減少を促進し、脂質異常症の改善を目指す画期的な医薬品です。現在、臨床試験ならびに米国食品医薬品局(FDA)への新薬承認申請の準備を進めております。ただし、販売時期等の詳細については、現段階で確定情報をお伝えできる状況にありません。今後、新たな進展がありましたら、改めてお知らせいたします。

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