このたび、株式会社Abrax Japanが取り組んでいる新規治療薬ABX(開発コードネーム)に関しまして、実現化が期待されている「肌に塗るだけで痩せる薬」としてTBS系列の情報番組に取り上げられました。
同番組内では、共同創業者で最高科学顧問(CSA)である上林拓博士(米国・ペンシルベニア大学教授)が学術誌Scienceで発表した胸腺間質性リンパ球新生因子(通称TSLP)の治療応用の可能性(肥満型マウスにおけるTSLPの増加が白色脂肪組織の減少を誘発する研究結果)について、実現化が期待できる「肌に塗るだけで痩せる薬」として、紹介されています。
この科学的メカニズムについて、上林博士は、同誌で肥満マウスにおけるTSLPレベルの増加が中性脂肪を減少させ血糖値と空腹時のインスリン抵抗性を改善させた事実の発見から、さらに白色脂肪組織の喪失が皮膚で生成される皮脂の分泌の増加によって引き起こされていると結論づけており、この事実は世界中に注目される発見となりました。
この度の地上波でのテレビ番組で紹介された経緯においても、社会における弊社の研究と開発の注目度の高さの一環であったと認識しています。
Abraxの共同創業者兼CEOの成田譲氏は、今回、開発中の新薬についてテレビ番組で取り上げられたことについて次のように述べています。
「我々が取り組む新規治療薬「ABX」が各方面のメディアで注目を受けているという事実に喜びと励みをいただいております。本研究に関しては、番組で取り上げられた痩せる効果だけでなく、湿疹、脱毛症、乾燥肌、老化肌、ニキビ、魚鱗癬などの皮膚・頭皮疾患の治療および予防が期待されています。また、高コレステロール血症、高トリグリセリド血症、肥満などの脂質代謝異常の治療および予防にも多大な影響を与えるものと確信しています。また、現在、複数の世界的企業や国内外の教育機関、研究機関と歩みを共にし、「ABX」の実用化に向けて邁進しております。早く、消費者の皆様の手元へ商品が届けられるよう準備を進めてまいります。」
Abraxについて
株式会社Abrax Japanはペンシルベニア大学の上林拓博士による基礎研究の商業化に注力しています。TSLPとその医療応用への真の価値に注目したCEOの成田譲氏は上林博士とともに日本法人を設立しました。Abraxは、これまでのシードファンディングで合計5.5億円の資金を調達しました。現在は、さらなる開発と製造、および今後の臨床試験を推進させるためにシード5の実施をVCに絞り計画しています。
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